マウント・ゴックス事件で米国がロシア2人を起訴 資金洗浄を共謀
ワシントン=下司佳代子
米司法省は9日、東京を拠点とする暗号資産取引所「マウント・ゴックス」をハッキングし、そこで得たビットコイン(BTC)の資金洗浄を共謀した罪で、ロシア人の男2人を起訴したことを明らかにした。
同省によると、アレクセイ・ビリュチェンコ(43)とアレクサンドル・ベルナー(29)の両被告は、マウント・ゴックスのサーバーに不正アクセスし、2011年9月から少なくとも14年5月までに、少なくとも64万7千BTCを盗んだとされる。
当時、マウント・ゴックスは世界最大級の取引量をもつ暗号資産取引所だった。顧客から預かった計約470億円相当のBTCがハッキングで消失し、14年に経営破綻(はたん)した。
盗んだBTCは、両容疑者ら…
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