ジャックダニエルそっくり、商標権侵害? 米最高裁が審理差し戻し

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新屋絵理
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 米国のウイスキー「ジャックダニエル」のボトルを模したパロディー商品の販売が商標権の侵害に当たるかが争われた訴訟で、米連邦最高裁は8日、この商品が表現の自由を定めた憲法で保護されるべきだとした二審判決を破棄し、審理を差し戻した。ロイター通信などが報じた。

 問題になっているのは、米国のペット用品会社VIPプロダクツが販売する、ジャックダニエルのボトルとそっくりな形のビニール製の犬用おもちゃ。

 ラベルは「バッドスパニエル(悪いスパニエル犬)」とウイスキーの商品名をもじり、「アルコール度数40%(80プルーフ)」という表示の代わりに、「ウンチ度数43%」「悪臭100%」などと記されている。ジャックダニエル社は「消費者が商品を混同し、会社の評判が傷つけられる」などとして販売中止を求めたが、訴訟になった。

 一審は同社の主張を認めたが…

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