「役員は夜も眠れなくなる」 4電力の株主が提訴請求 カルテル問題

有料記事

松田史朗 江口悟 内藤尚志
[PR]

 大手電力4社(中部・関西・九州・中国)が事業者向けの電力供給でカルテルを結んでいた問題で、4社の株主が7日会見を開き、各社の監査担当役員に当時の社長らを提訴するよう求めた。損害賠償を求めている。監査担当役員が提訴しなければ、8月にも株主代表訴訟を起こす。

 公正取引委員会は3月下旬、4社が顧客獲得を制限するカルテルを結んだと認定した。中部・九州・中国電の3社などに、一つの事件としては過去最大の総額1010億円の課徴金納付命令を出した。内訳は中国電が707億円、中部電(子会社を含む)が275億円、九州電が27億円となっている。関西電は課徴金減免制度(リーニエンシー)を使って調査開始前に違反を申告し、行政処分を免れている。

 「カルテルに手をこまねいて…

この記事は有料記事です。残り750文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら