ウガンダで反同性愛法が成立 行為繰り返せば最悪で死刑も適用

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ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 アフリカ東部ウガンダのムセベニ大統領は29日、同性愛行為に対して死刑を含む厳しい処罰を規定した法案に署名し、同法が成立した。AFP通信が報じた。国内外から激しい反発が出ている。

 報道によると、ウガンダ国会は3月、同性愛者と認定されただけで刑罰の対象となる法案を可決したものの、ムセベニ氏はこの「世界最悪」とも指摘された法案への署名を拒否し、成立しなかった。

 今回成立した法では同性愛者認定だけで違法とはならないものの、「同性愛行為への関与」に終身刑を科すほか、同性愛行為を繰り返した場合には、死刑の適用も可能と定められた。

 これに対し同国の人権団体などが反発したほか、国外からも批判が相次いだ。

 米国のバイデン大統領は同日…

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    菅野志桜里
    (弁護士・国際人道プラットフォーム代表)
    2023年5月30日13時0分 投稿
    【視点】

    特定の国家内部に閉じられた人権弾圧が起きているとき、そこで蹂躙されている個人を救えるのは国際社会しかありません。ましてやウガンダでは、海外メディアを含めた報道の自由・集会結社の自由・そして文化芸術活動の自由への抑圧が繰り返し指摘されており、

    …続きを読む
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