瀬戸大橋の上から列車パシャ! 開通35周年記念の撮影ツアー

福家司
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 【香川】本四高速とJR四国は27日、瀬戸大橋・JR瀬戸大橋線の開通35周年を記念し、橋上から列車を撮影するスペシャルツアーを実施した。鉄道ファンらが、35周年を記念してこの日運転された2000系特急形ディーゼル車による「リバイバル南風号」などの撮影を楽しんだ。

 ツアーは4月9日に続いて2回目。27日は午前、午後の2回実施され、それぞれ約20人ずつが参加。参加者は瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアからエレベーターで北備讃瀬戸大橋に上がり、線路に沿って上下に設置されている管理路から、1時間余りにわたって、特急や快速など行き交う多彩な列車にカメラを向けていた。

 2000系は特急「南風」(岡山―高知間)から2021年3月に引退しており、瀬戸大橋を渡るのは約2年ぶり。ツアー料金は1人2万5千円と高額だが、大阪市から訪れた鉄道会社員安達柊馬さん(27)は「列車や車が橋を渡れるのは、普段橋の上で仕事をしている人たちのおかげだと改めてありがたく思った。2000系が橋を渡っているところを撮りたいという思いが達成でき、貴重な体験をさせていただいたので、料金が高いとは思わない」と話していた。(福家司)

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