日本維新の会は23日、次期衆院選で東京都内の全選挙区に公認候補を擁立すると発表した。2021年の前回は全25選挙区のうち17区だった。しかし、先月の統一地方選で地盤の関西以外でも議席を伸ばした勢いを背景に、衆院選でも「東京進出」をめざすという。
記者会見した馬場伸幸代表は「東京で勢力を伸ばすのは無理と言われてきたが、(維新の)新しいスピリットを理解し、そういった政治をしてほしいと望む人が徐々に増えてきた実感がある」と自信を見せた。東京の支部にあたる「東京維新の会」代表の柳ケ瀬裕文参院議員は、都内での「現実的な獲得目標」として「比例5議席を含め7~8議席」とした。
前回は都内の小選挙区で議席は獲得できず、2人の比例復活当選のみ。22年の参院選でも東京選挙区(改選数6)では次点で落選した。しかし、先月の統一地方選であった都内47区市町村議選では候補70人のうち当選が67人に上ったほか、今月21日投開票の足立区議選でも新顔3人全員が初当選を果たした。
次の衆院選は、都内は定数が…