イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区の武装組織「イスラム聖戦」の間で9日から続いた軍事衝突は、13日夜、エジプトの仲介で停戦が成立した。イスラエルメディアが一斉に報じた。空爆とロケット弾の応酬は5日間に及び、ガザ保健省によると、ガザの死者数は子どもを含め33人に上った。イスラエルメディアは、イスラエル側でも2人の死者が出たと伝えた。
ロイター通信によると、双方が13日午後10時に停戦することで合意した。ロイターが確認した合意文書によると、停戦発効後は民間人の殺害、家屋の破壊などをやめることが盛り込まれているという。
イスラエル政府が合意にあたって発表した声明では、仲介したエジプトのシーシ大統領に謝意を示す一方で、「攻撃されたり、脅かされたりした場合、自衛に必要なことは継続する」とした。イスラエルの有力紙ハアレツは、イスラム聖戦の広報担当者も停戦合意を認めたと報じた。
「占領が私たちの生活、平和、夢を奪っている」
9日に始まったイスラエル軍…