ネット上のイラストを無断使用 南相馬市が25万円支払いで和解

大月規義
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 福島県南相馬市の門馬和夫市長は8日の定例記者会見で、市生涯学習センターの会報紙に、市職員がインターネットから取得した画像を無断で載せ、作成者から損害賠償請求を受け、25万円を支払うことで和解した、と明らかにした。

 市によると、市は2020年9月ごろから約1年半、大阪府柏原市の個人が作ったイラスト2点を、無断でネットの同センター会報紙に使った。作成者から著作権侵害として35万2千円を支払うよう提訴され、今年3月に和解した。市職員は「個人使用のみ無料」とする注意書きを見落としていたという。門馬市長は「ご迷惑をかけ申し訳ない。著作権の問題はネット時代に特に注意しなければならない」と話した。

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