チャールズ国王の戴冠式、カナダでも祝賀行事 植民地支配にも言及

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オタワ=中井大助
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 英国のチャールズ国王は世界で他の14カ国の国家元首でもある。そのうちの一つ、カナダでは6日、戴冠(たいかん)式に合わせた祝賀行事が行われた。ただ、式典は小規模で、植民地支配に対する先住民の声も採り入れるなど、現在のカナダを象徴する内容となった。

 祝賀行事は6日朝、カナダの首都オタワにある政府の建物内で行われた。政府関係者や招待者ら約300人が参列し、テレビ中継もされたが、一般に広く参加者を募らなかった。

 冒頭では、先住民の詩人、アルバート・デュモン氏が詩を朗読した。「樹木は喜びながら揺れる/はるか昔の楽しい時を思い出しながら/英国の刀の力が/優しいタートル・アイランドの平穏を破壊する前を」。英国がカナダ先住民の土地を奪い、植民地とした歴史を振り返った。

 デュモン氏はそのうえで、チ…

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