こだわりの「521系」を箱にデザイン なぜ鉄道会社がドーナツ?

小崎瑶太
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 北陸新幹線の福井延伸で石川県内の北陸線がJRから切り離されるのを前に、IRいしかわ鉄道(金沢市)が1日、「焼いもドーナツ」を発売した。地元の伝統野菜のサツマイモ・五郎島金時を使った商品で、生まれ変わる新路線をPRする。

 目を引くのは、ブルーの箱だ。JRから受け継がれた車両「521系」をモチーフとした。車両の図面を参照するところから始め、約3カ月かけて細部にこだわった。特に、「特徴的なストライプのデザインを盛り込むのに苦労した」(担当者)という。

 新幹線は来春、福井県の敦賀まで延伸する。金沢駅から福井県境手前の大聖寺駅までの北陸線は並行在来線としてJRから経営分離され、現在は富山県境から金沢を運行しているIRの区間に加わる。同社の担当者は「金沢以西でも運行することを多くの方に知ってもらいたい」と話している。

 ドーナツは6個入りで780円(税込み)。金沢、東金沢、森本、津幡の4駅で販売している。問い合わせは同社(076・256・0560)。(小崎瑶太)

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