領収書使い回し、3万6千円を不正受給 岐阜・可児市議が議員辞職

本井宏人
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 岐阜県可児市の山根一男市議(66)=立憲民主党=が、領収書を使い回して公金を不正受給していたことが分かった。山根氏は27日、板津博之議長に辞職を申し出て許可された。

 山根氏は当選5回。市などによると、山根氏は任意団体「希望のまちづくりグループ人財発掘塾チーム」として、コピー用紙など約3万6千円分を購入。その領収書のコピーを市に提出し、「まちづくり活動助成金」として9万円の交付を受けた。一方で、同じ領収書の原本を使って、政務調査費としても請求していたという。

 山根氏は、板津議長の聴取に「魔が差してやってしまった。反省している」と話したという。市は、団体への助成金の交付取り消しを決め、9万円の返還を求める。

 市議会は28日の議会運営委員会で今後の対応を検討する。板津議長は「議会としても襟をただし、政治倫理を徹底したい」と話している。(本井宏人)

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