第2回夫婦別姓「賛成派」 自民支持層でも多数派に 朝日東大調査
自民党支持層で夫婦別姓や同性婚に賛成する意見が多数派を占めていることが、朝日新聞社と東京大学の谷口将紀研究室が2~4月に実施した共同調査で明らかになった。全体をみてもこの傾向は定着しつつあるが、2022年参院選の候補者を対象にした調査では自民党では反対意見が多数だった。有権者と自民候補者の意識のズレが鮮明となった。
調査は無作為で選んだ全国の有権者3千人が対象で2月28日に調査票を発送した。4月11日までに届いた有効回答は1967人(回収率66%)。この記事では、各質問で未回答者を含めず集計した。
選択的夫婦別姓に対する賛否を5択で聞いた。回答者全体では、「賛成」「どちらかと言えば賛成」を合わせた賛成派60%が、反対派13%を大きく上回った。自民支持層でも、賛成派53%に対し、反対派は17%にとどまった。「どちらとも言えない」の中立は30%だった。
自民支持層の賛成派は14年…
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【視点】
代表民主制においては、国会議員は支持者だけではなく、すべての国民のために政治を行うことになります。その意味では、全体として夫婦別姓や同性婚に賛成する意見が多数であることをもって、自民党の国会議員はこの問題の解決に向けて取り組むべきだと言える
…続きを読む