自民党は25日、「性的マイノリティーに関する特命委員会」を開き、性的少数者への理解を広げるための「LGBT理解増進法案」を28日から本格的に議論することを確認した。党内が一致団結することが求められる統一地方選挙や衆参両院の補欠選挙を控え、議論を先送りしていた。
特命委の開催は元首相秘書官による今年2月の差別発言後、初めて。この日は、出席者から「G7サミット(主要7カ国首脳会議)では性的マイノリティーに対する人権問題もテーマの一つになる。可及的速やかに結論を得るべきだ」(岩屋毅元防衛相)などの意見があがった。
G7サミットまでに増進法案…
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