空自輸送機にジブチまでの移動命令 防衛相、スーダンの邦人退避で

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 戦闘が激化しているアフリカ北東部スーダンの在留邦人退避に向けた自衛隊機の派遣について、浜田靖一防衛相は20日、航空自衛隊の輸送機をアフリカ東部のジブチまで移動させ、待機するよう命じた。自衛隊は今週中にも、輸送機と自衛隊部隊を出発させる。

 スーダンでは、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘が激化している。日本人はNGOや国際協力機構(JICA)、日本大使館の関係者やその家族ら約60人が滞在している。

 ジブチには、海賊対処のため、自衛隊の拠点が設置されている。海賊対処を担う現地の部隊も、必要に応じてスーダンの在留邦人の退避に対応できるような態勢をとっているという。

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