知的財産保護へ県が協定 農水省や特許庁などと連携強化

川辺真改

 石川県産の高級ブドウ「ルビーロマン」の苗木が海外に流出した問題を受けて、県は、知的財産の保護や活用に関する連携協定を関係機関と結んだ。ブランド農産品や伝統工芸品の、国内外への販路拡大を目指し、まずは「守り」を固める狙いがある。

 県と協定を結んだのは、農林水産省輸出・国際局や北陸農政局、特許庁、中部経済産業局の4機関。県によると、こうした協定を関係機関と結ぶのは石川県が全国で初めてだという。

 協定では、自治体職員や事業者に対しての知的財産に関する研修を通して、専門知識のある人材育成を目指す。また、専門家の派遣など、各機関で連携して海外での商標登録を推進し、知的財産の保護や活用の強化を図る。

 馳浩知事は「生産者や消費者を守るために、より専門性のある指導をしていただきたい」と述べた…

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この記事を書いた人
川辺真改
政治部|自民党担当
専門・関心分野
国内政治、社会福祉、スポーツ