新幹線のぞみの「S Work」席に新スタイル ひかり・こだまでも

松本真弥
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 JR東海と西日本は19日、東海道・山陽新幹線に新たなビジネス客向けの座席を設けると発表した。一部の車両で、3列が並んだ座席の真ん中の席を潰して仕切りをつける。左右の乗客が作業に集中しやすくなると見込む。10月20日から始める。

 コロナ禍による行動制限やオンライン会議の普及で減ったビジネス目的の利用を回復させたい考えだ。

 両社は2021年、車内での通話やオンライン会議を気兼ねなくできる「S Work(エスワーク)車両」を新幹線「のぞみ」の7号車に導入した。今回、「ひかり」と「こだま」にも対象を広げ、7号車のうち3列並びの座席の真ん中5席をつぶし、計10席を新しい座席に変える。折りたたみ式のテーブルにも傾斜をつけ、パソコンを使いやすくする。

 普通車指定席の料金に1200円を追加で支払えば利用できる。当面はインターネット予約の「EXサービス」で販売し、来春ごろには駅の窓口などでも取り扱いを始める。(松本真弥)

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