モンテ8連敗、チームワースト記録更新

須田世紀

 サッカーJ2のモンテディオ山形は16日、ホームのNDソフトスタジアム山形でツエーゲン金沢と対戦し、0―1で敗れた。山形は3月4日の第3節から8連敗となり、2000年に喫したチームの連敗記録を更新した。順位は22チーム中21位となり、J3自動降格圏に入った。

 山形は、たびたび相手陣営に攻め込むものの、得点には結びつかなかった。後半17分、金沢が先制すると、スタジアムに詰めかけた山形サポーターから「あーっ」とため息が漏れた。試合が終わると、山形の選手はぼうぜんとした表情で空を見上げるなどした。

 観戦した村山市の団体職員大沼広平さん(43)は「攻撃の形ができていないように思うが、少しずつ強くなっていると思う」。今後の巻き返しに期待する。選手らが試合後、サポーターらにあいさつしてまわると「次こそ頑張れ」と、声援も飛んだ。

 山形はJ1昇格を目指すとした今季、開幕2連勝した後に5連敗。4月4日にピーター・クラモフスキー監督を解任し、コーチだった渡辺晋氏を監督に昇格させた。就任後3連敗となった渡辺氏は、16日の試合後の記者会見で「今、何が必要なのかをチームに落とし込んで、選手が自信をもってプレーできる環境をつくりたい」と話した。

 次節は22日、東京・味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦する。(須田世紀)…

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