平等院を彩る藤のカーテン、花言葉は「歓迎」 例年より見頃早まる

KANSAI

小西良昭
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 京都府宇治市の世界遺産平等院で、藤の花が見頃を迎えている。

 鳳凰(ほうおう)堂近くの藤棚には樹齢約300年の藤が4株あり、花房は長いもので1メートルを超える。今年の花房の数は約1万8千と多めで、寒暖差の影響か色も濃い。花のカーテン越しに鳳凰堂を望む景観が人気で、訪れた人たちが写真に収めていた。

 例年は大型連休前が見頃だが、今年は10日ほど早いという。神居文彰(かみいもんしょう)住職(60)によると、長い房、色、香りの三つが平等院の特長。「『決して離れない』『歓迎する』が花言葉。コロナ禍を乗り越えていくのに必要なメッセージだと思う」と話す。

 木を守るため、房は大型連休中に切る場合がある。花の状況は平等院のウェブサイト(https://www.byodoin.or.jp/別ウインドウで開きます)で公表している。庭園拝観は有料で、午前8時半~午後5時半。(小西良昭)

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