丹鉄の観光列車「あかまつ・あおまつ」10周年

大野宏
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 京都丹後鉄道(丹鉄)の観光列車「丹後あかまつ号」と「丹後あおまつ号」が運行開始10周年を迎え、15日から記念の連結列車が運行を始めた。16日まで。

 両列車とも西九州新幹線「かもめ」や豪華寝台列車「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治さんのデザインで、2013年4月14日に運行を開始した。「あかまつ」は予約制のカフェ列車でアテンダントが乗務し、乗車整理券(550円)が必要。「あおまつ」は通常運賃のみで乗れる。現在は別々に運行しているが、2日間限定で運行開始当時の2両編成を復活させ、それぞれ10周年記念ヘッドマークを付けた。

 この日は西舞鶴駅で出発式があり、京丹後市立しんざん小1年の野木陽斗(はると)くんが「子ども駅長」として出発合図をした。ほぼ毎週末、祖父の利明さん(75)に連れられて丹鉄に乗っている姿を乗務員に覚えられて起用された。「緊張したけど、うまくできた」と満足げだった。

 連結列車は西舞鶴午前10時12分と午後1時14分発、天橋立午前11時33分と午後2時48分の2往復。16日の「あかまつ」の予約は全て満席になっている。(大野宏)

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