口パクなし「私たちは必ず生で歌う」 K-POPの注目株STAYC
K―POP界ではこの数年の間に多くの人気女性グループが次々とデビューし、「女性アイドルの戦国時代」と言われる。その中にあって、大手事務所の所属ではなくとも韓国で大ブレーク中なのが、6人組の「STAYC」。TWICEの「TT」など、数々のヒット曲を手がけた2人のプロデューサーが新たに会社を立ち上げ、育てた最初の女性グループだ。新曲「Teddy Bear」の日本語盤を5日にリリースしたばかりのメンバーにインタビューした。
STAYC
2020年に韓国でデビュー。メンバーはリーダーのスミン(22)、シウン(21)、アイサ(21)、セウン(19)、ユン(18)、ジェイ(18)。「Teddy Bear」は今年2月に韓国でリリースされ、大ヒットした。
――最近、韓国では女性グループの「戦国時代」と言われていますが、その中で、STAYCの魅力とはどういうところだと考えていますか
シウン「私たちを見ると『元気が湧く』とみなさん言ってくださるので、前向きな癒やしのエネルギーかな、と。あとは6人6色でみんな個性が違うのに、集まると調和がとれている相性の良さが強みだと思っています」
生で歌ってこそ、STAYCらしい
――歌唱力にも定評があります。4月3日に韓国であった野外イベントでは、音響トラブルがあって音楽が止まってしまったそうですね。音楽なしで、6人が踊りながら生歌(ライブ)で歌い続けた様子が見事だと話題になりました
スミン「私たちは歌手なので、生で歌うのは当然だと思っています。中には、完璧なステージを作り上げるため、パフォーマンスを最高に引き上げるために口パクをされる方々もいますが、私たちの場合はむしろ生でしっかり歌ってパフォーマンスを見せてこそ、自分たちらしいステージが完成すると思っているので、強いこだわりと意志を持っています。何より、私たち自身も生で歌うことをとても楽しんでいるので、必ずそうすることにこだわっています」
記事の後半では、歌にかける思いや、日本での活動についてさらに語ります。「口パク」を拒否し、すべての経験は「成長過程」と言い切る。にこにこと柔和に語る言葉から垣間見えたのは、圧倒的なプロ意識と、パフォーマンスにかけるひたむきな思いでした。
――近年はリップシンク、いわゆる「口パク」を自然に見せる仕組みが整い、技術で実力をカバーすればいいという考え方もあります。同じ舞台や番組で他のアーティストとともに出演する場合など、生で歌うグループが口パクをするグループよりも下手に見えてしまうような心配もありませんか
スミン「それは、やはり練習…
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