ミャンマーで国軍と武装勢力の戦闘相次ぐ タイに住民8千人超が避難
バンコク=福山亜希
クーデターで権力を握ったミャンマー国軍と東部カレン州を拠点とする武装勢力との間で戦闘が激化し、大勢の住民が家を追われている。タイの現地紙「バンコク・ポスト」は6日、8千人以上のミャンマー人が国境を越えてタイに逃げ込んだと報じた。
市民の抗議デモを武力弾圧した国軍への反発から、ミャンマーでは地方や国境地帯を中心に国軍との武力衝突が続き、被害が住民にも及んでいる。
複数の現地メディアによると、5日以降、カレン州を拠点にする少数民族武装勢力「カレン民族同盟」(KNU)と国軍の衝突が激化。国軍はKNUの拠点を砲撃するなどし、付近の住民が家を追われた。
複数のメディアは、数千人が国境を流れる川を渡り、タイ北西部ターク県に入ったとしている。人々には食料や水が与えられたが、一部はミャンマー側に帰された模様だ。
バンコク・ポストは8日、タ…