【衆院補選告示】「安倍信千世」「アベシンジ」 候補名を言い間違え

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 衆院千葉5区、和歌山1区、山口2区と4区の補欠選挙が11日、告示されました。岸田政権への「中間評価」の意味合いを持つ補欠選挙で、候補者や各党は何を訴えるのか。各地の動きをタイムラインでお伝えします。

16:30

立憲・蓮舫氏、補選は「安倍元首相の弔いじゃない」

 安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補選で、立憲民主党の蓮舫参院議員が同党公認の有田芳生・前参院議員の応援に入った。蓮舫氏は「誰よりも最前線で安倍元首相と向き合ってきた。その議論が去年夏、突然失われ、悔しいです。でも、この補欠選挙は『弔い』じゃない。政策で戦おうじゃないですか」と訴えた。

 安倍政権経済政策アベノミクスについて、「物価も上がり続けて、実質賃金は下がっている。年金も下がっている」と批判。「痛みだけを押しつけて結果が出ていないアベノミクスに黙さず戦う有田芳生に、みなさんの声を乗せていただきたい」と支持を呼びかけた。

14:30

自民・萩生田政調会長、岸氏の世襲批判に「あんまり欠点がないから」

 自民党萩生田光一政調会長は、衆院山口2区補選に自民公認で立候補した岸信千世氏の街頭演説で、信千世氏への「世襲批判」に対し、「あんまり欠点がないものだから、いよいよ家柄の批判までして野党は騒いでいる」と語った。

 信千世氏は父の信夫元防衛相の「後継」として立候補。伯父は安倍晋三元首相、曽祖父は岸信介元首相という政治一家出身だ。

 萩生田氏は「サラリーマン家庭出身」で「たたき上げ」を自任する。萩生田氏は演説で、「家柄や家系は関係ない。どれだけ志があって、どれだけ勇気があって、どれだけ行動力があるか。それが今求められている政治家像だ」と強調。「批判は蹴っ飛ばして、ぜひ我々の仲間に加わってもらいたい。私も厳しく育てる」と支援を呼びかけた。

12:00

平岡元法相「山口2区は政治の課題詰まっている」

 衆院山口2区補選に立った無所属元職の元法相、平岡秀夫氏(69)は山口県岩国市で出発式。「山口2区は日本の政治の課題が詰まっている象徴的な選挙区だ。安全保障政策、エネルギー政策統一教会、世襲政治、地方の衰退の問題がぎっしりと詰まっている」と第一声で訴えた。

 「どうしてこんな難しい選挙に出てみようという気になったのか、それは山口2区が私の古里だからだ。私がやらなければ、古里の皆さんの気持ちを受け止めてくれる政治家がいないんじゃないか。みんなの力で元気になる山口2区にしたい」と述べた。

12:00

千葉5区、6氏が立候補

 衆院千葉5区補選は、自民公認で元国連職員の英利アルフィヤ氏(34)=公明推薦=、国民民主公認で浦安市議の岡野純子氏(44)、政治家女子公認で元信用金庫職員の織田三江氏(41)、立憲民主公認で元県議の矢崎堅太郎氏(55)、維新公認で元参院議員秘書の岸野智康氏(28)、共産公認で元衆院議員の斉藤和子氏(48)の6人が立候補を届け出た。

 昨年12月、同区で4回連続当選していた自民の薗浦(そのうら)健太郎氏が政治資金規正法違反事件で議員辞職したことに伴って選挙となった。

 「政治とカネ」をめぐって批判を強めた野党側には一時、共闘を模索する動きがみられた。

 だが、統一地方選で争うことも影響し、候補一本化は不調に。各党候補が並び立つ事態となった。

11:35

菅直人元首相「山口は3世でなければ政治家になれない雰囲気」

 衆院山口2区補選に無所属で立候補した元職の平岡秀夫氏(69)の出発式で、応援に駆けつけた菅直人元首相が、「私も山口の生まれだが、山口の選挙区は3世でなければ政治家になれないんじゃないか、という空気さえある」と話し、対立候補の自民・岸信千世氏(31)を皮肉った。

 岸氏は、父の信夫元防衛相の「後継」として立候補し、伯父は安倍晋三元首相、曽祖父は岸信介元首相という政治一家。

11:00

公明・山口代表「自民側からも推薦の効果あると聞く」

 公明党山口那津男代表は国会内で記者会見し、6日告示の参院大分選挙区とあわせた衆参5補選について、「公明党は全ての自民党候補に推薦を出している。力を合わせて与党の候補として勝利をめざしたい」と語った。公明は衆参それぞれの告示日が迫る中、推薦を出すのが遅れた。次の衆院選をめぐる自公間の候補者調整が影響しているとみられているが、山口代表は「自民側からも推薦の効果、手応えを感じつつあると聞こえてくる」とした。

 統一地方選の前半戦で、日本維新の会が議席を伸ばしたことについては、「今後、どう国政選挙に影響を与えていくかはまだ十分に分析しきれていない」と説明。補選は、維新が統一地方選で議席を伸ばした地域とは物理的な距離があるため影響は少ないとしたものの、千葉市議選では維新が4議席獲得し躍進したことから、「(補選でも)千葉の選挙区はどうなるかわからない」と述べた。

10:50

山口4区の有田氏「総理のおひざもと、なぜ経済停滞」

 山口4区補選に立憲民主党公認で立候補し、「安倍元首相の政治の検証」を掲げる前参議院議員の有田芳生氏(71)がJR下関駅前で出陣式を開いた。「(山口県の)下関を歩いても、長門を歩いても、シャッター通りが広がっている。総理のおひざ元で、どうしてこんなに経済が停滞したのか。経済政策が間違ってたからですよ」と安倍政権のアベノミクスを批判した。

 ジャーナリストとして追及してきた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題については、「いま全国各地で、統一教会と深い関わりを持った国会議員、地方議員が山口も含めて、何もなかったかのように活動している。こんな現実を変えていかなければなりません」と訴えた。

10:45

立憲・岡田幹事長「安倍氏の光と影を問う選挙」

 安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補選で、立憲民主の有田芳生候補の応援に駆けつけた岡田克也幹事長は「安倍氏の放った強烈な光と、引きずる影、いずれも我々政治家一人一人が、真剣に問うていかなければならない。その大きな場がこの補欠選挙だ」と述べ、野田佳彦元首相(立憲民主党)が国会で行った追悼演説の言葉を引いて訴えた。

 安倍後援会の関係者も招待された「桜を見る会」にも触れ、「権力者は公私の別をきちっとつけることが最低限、そして最も必要なこと。権力者のありようとして本当に良かったのか。そのことが私は問われる選挙だと思っている。山口4区の有権者のみなさんの良識が問われる選挙だ」と訴えた。

10:40

自民・茂木幹事長「政治の安定が必要不可欠」

 自民党の茂木敏充幹事長は…

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