2代目は引退、気仙沼海保に3代目「ささかぜ」艇

星乃勇介
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 【宮城】気仙沼海上保安署(気仙沼市)に、新しい巡視艇「ささかぜ」(26トン)が配備された。同名の巡視艇としては3代目になる。

 新船は長さ20メートル、幅4・5メートル。感染症患者の収容スペースや夜間監視装置、停船命令の表示装置を備える。気仙沼市、南三陸町の沿岸をパトロールし、患者搬送、密漁取り締まり、海難捜索などに当たる。

 3月30日に入港式があり、浜欠寿成(はまかけかずなり)船長(33)は「震災を乗り越えた先代の名を受け継いだ。新装備を生かし、事故や災害に対応したい」と語った。

 ほぼ同型の2代目は1995年に就役し、東日本大震災の際は行方不明者の捜索などで活躍したが、老朽化のため3月に引退した。(星乃勇介)

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