トヨタがEV新戦略 26年までに10モデル投入、年150万台販売

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 トヨタ自動車は7日、今後の電気自動車(EV)の戦略について発表し、2026年までに新たに10モデルを投入し、年150万台の販売を目指すことを明らかにした。米国では25年に、スポーツ用多目的車(SUV)のEVの現地生産を始めるという。

 佐藤恒治社長は2月の記者会見で「EVファーストの発想で、ものづくりから販売、サービスまで事業のあり方を大きく変えていく」と語っており、改めて具体策を示した形だ。

 トヨタは21年末、EVを30年に30車種そろえ、世界で年350万台販売する戦略を発表している。

 現時点では米テスラなどに先行を許しており、生産効率やコスト競争力を高めるためにEV専用の車台を開発するなど巻き返しを図っている。

 一方、世界でEVは着々と広がっている。スウェーデンの調査会社EVボリュームズによると、22年の世界のEV(プラグインハイブリッド車を含む)販売は1050万台と21年に比べて55%も増えた。世界全体の乗用車販売の13%を占めるまでになっている。

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