神宮外苑の再開発「理解得られていない」 都が事業者に具体策を要請

土舘聡一
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 明治神宮外苑地区の再開発について、東京都は6日、事業者側に、都民の理解が得られる具体策を示すよう要請した。再開発を巡っては、樹木伐採などについて反対の声が続いている。先日亡くなった音楽家の坂本龍一さんが、見直しを求める手紙を小池百合子都知事に送っていたことも注目された。

 今回の要請では「イチョウ並木の保全などの取り組みが伝わっておらず、都民の理解や共感が得られていない」と指摘した。都からの要請は昨年5月に続き2回目。都市整備局によると、前回も都民参加や樹木保全の取り組み、わかりやすい情報発信などを求めた。

 三井不動産明治神宮日本スポーツ振興センター伊藤忠商事の4者からなる事業者からは、植樹イベントなどの説明があったが、現時点で実施時期は未定で、情報発信もウェブサイト上のみだったという。

 事業者の三井不動産の担当者は「都民の理解や共感が得られるよう主体的に対応を取る。都には後日正式に回答する」としている。(土舘聡一)

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