「キハ47」と沿線の風景、凹凸感ある貼り絵で表現 紙芝居の原画に

ライター・知覧哲郎
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 JR指宿枕崎線を走るディーゼル車「キハ47」と沿線の景色などを貼り絵で表現した作品が、鹿児島市呉服町のマルヤガーデンズで展示されている。貼り絵作家の冨吉郷太さん(39)=同市=と橋村美穂さん=鹿児島県霧島市=が紙芝居の原画として描いた。

 紙芝居は、鹿児島県南薩地振興局が同線の利用促進を目的に今年1月に制作。指宿市立図書館など南薩地域の4カ所の図書館に置かれている。

 原画は10枚。キハ47と指宿―枕崎間の車窓の風景や駅などを、色画用紙を使って立体感をもたせて描いた。冨吉さんは「車両の凹凸感など貼り絵ならではの表現を見て、乗ってみたいと思ってもらえれば」と話した。

 同線の特急「指宿のたまて箱」や肥薩線を走った特急「はやとの風」、市交通局の前身の鹿児島電気軌道の車両などを描いた冨吉さんの作品も展示している。

 7日まで、同店5階の無印良品店内で開催。ぬり絵のワークショップも受け付けている。問い合わせは冨吉さん(090・7392・7930)へ。(ライター・知覧哲郎)

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