東京電力は29日、福島第一原発1号機内部のロボット調査で撮影した画像を公開した。440トンの原子炉圧力容器を支えるコンクリート製の台座は、これまでの調査で外側のコンクリートがなくなり、鉄筋がむき出しになっているのがわかっていたが、台座の内側でも鉄筋があらわになっている様子が確認された。

　画像は28日に撮影したもの。台座（厚さ約1・2メートル、直径約6メートル）の内側へ通じる開口部内で撮った3枚の画像からは、台座の内壁や開口部のまわりもコンクリートで覆われていたはずの鉄筋や鋼材がむき出しになっているのがわかる。

　29日の調査では原子炉の真下にあたる台座の内側にロボットが進入。撮影した画像は30日に公表する。（福地慶太郎）