図書館蔵書のメール送信、補償金額を認可 1冊最低500円に

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神宮桃子 田中ゑれ奈
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 図書館が蔵書の一部分をメールなどで利用者に直接送れるようにする新制度で、利用者が負担し著者や出版社に支払われる補償金が、1冊の利用で最低500円と決まった。文化庁長官が29日、出版や新聞などの団体でつくる補償金管理協会が申請した補償金額を認可した。

 書籍の補償金額は、本体価格を総ページ数で割った数に、送信するページ数と10をかけて算出する。例えば、本体価格が千円で100ページある書籍のうち10ページ分の送信を希望する場合、「1000÷100×10×10」で千円となる。本体価格がわからない場合は1ページ100円とする。この計算で500円を下回る場合は、500円とする。新聞や雑誌は、1ページ目を500円とし、2ページ目からは1ページ100円とする。

 補償金のほかに、図書館が手数料をとることもありうる。

 図書館は現在、蔵書の内容の…

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