ウエルシア全店でたばこ販売を終了へ 「企業理念に反する」と判断
末崎毅
ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングス(HD)は24日、2026年2月末までに全店でたばこ製品の販売を終了すると発表した。喫煙には疾病のリスクが伴い、たばこの販売が同社グループの「健康な暮らしを提供する」との企業理念にも反すると判断したという。
同HDによると、国内グループ店舗は2月末現在で約2700店。このうち7割強にあたる約2千店でたばこを販売している。ウエルシア薬局のほかコクミンやププレひまわりでも26年2月末までにたばこの販売をやめ、新店ではそもそも販売しない。
たばこの販売をやめる日程は決まり次第、店頭で告知する。たばこは売上高の約1・5%を占める商品だといい、売り上げや損益に一定の影響が出る見通し。ほかの大手ドラッグストアチェーンではスギ薬局がたばこを販売していないほか、トモズも17年から全店でたばこの販売を中止している。