岸田首相、ゼレンスキー大統領に「必勝しゃもじ」と折り鶴ランプ贈呈

楢崎貴司
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 松野博一官房長官は23日午後の記者会見で、岸田文雄首相が21日にウクライナを訪問した際、同国のゼレンスキー大統領に首相の地元・広島の「必勝しゃもじ」と、折り鶴をモチーフとしたランプを贈呈したと明らかにした。

 木製のしゃもじに「必勝」の文字が書かれた縁起物で、「敵を飯とる(=召し捕る)」という意味が込められている。高校野球やサッカーなどの広島代表チームの応援の際にも用いられる。政府関係者によると、しゃもじには首相の署名が書かれていた。また、松野氏によると、ランプは広島の焼き物「宮島御砂焼(おすなやき)」で作られたものだという。

 贈呈品にこれらを選んだ理由について松野氏は、「ロシアによるウクライナ侵略に立ち向かうゼレンスキー氏への激励と、平和を祈念する思いを伝達するためだ」と説明した。

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年3月24日0時58分 投稿
    【視点】

    この写真を撮ったのは私です。2020年に安倍首相が健康問題で退陣後の自民党総裁選で、岸田氏が菅氏に敗れた後、「核兵器のない世界へ」という本を出した頃です。岸田はもう終わったと言われるが、広島が地元の政治家として核軍縮を地道に訴えるところから

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