プーチン氏の拘束「三つの可能性」 ICC逮捕状、日本にできること

有料記事ウクライナ侵略の深層

聞き手・藤原学思
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 国際刑事裁判所(ICC)が、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出したと発表しました。現実的に、プーチン氏を拘束したうえで責任を問うことは可能なのでしょうか。立命館大の越智萌准教授(国際刑事司法)に聞きました。

プーチン氏に押された「国際指名手配犯」の烙印

 ――ICCが逮捕状を出した意義について、どのようにみていますか。

 ICCの逮捕状発付の対象は、下位の将校クラスから始めるのではないかと考えていました。プーチン氏を最初の対象にした、というのは政治的なメッセージを重要視した結果なのだと考えられます。正義がなされるための第一歩であり、「大きなジャンプ」と言うこともできると思います。

 ICCの捜査には限界があり…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2023年3月18日19時56分 投稿
    【視点】

    見出しにある「日本にできること」だけでなく、今回の逮捕状の意義や、プーチン氏の外国訪問への制約、身柄拘束の可能性など、重要な論点がわかりやすくまとまった有益な記事です。

    …続きを読む
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