損保大手の三井住友海上火災保険は17日、社員が育児休業を取った際に職場の同僚全員に、3千円～10万円の一時金を給付する制度を7月から始めると発表した。社員が、同僚に気兼ねすることなく育休を取る環境を整えるのがねらいだ。

　一時金は「育休職場応援手当（祝い金）」として、支店を含め全社員が支給の対象となる。額は職場の人数に応じて決まり、人数が少ないほど育休に伴う同僚の負担が大きくなるため、多くする。取得者の業務内容や育休の期間、時期は考慮しない。

　職場に複数人の育休取得者がいる場合でも、取得者1人につきそれぞれ同僚に給付するという。同社は「出産・育児を職場全体で心から祝い、快く受け入れて支える企業風土を醸成したい」としている。

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