「捏造は使わない」放送法文書で高市氏 「もう質問しないで」とも

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安倍龍太郎

 放送法をめぐる総務省の行政文書を「捏造(ねつぞう)」と主張してきた高市早苗経済安全保障担当相は15日の参院予算委員会で、「言葉がきつすぎるので、あえて繰り返しは使わない」と述べ、今後は捏造との表現は控える考えを示した。文書の正確性は引き続き否定した。

 放送法の政治的公平性について、安倍政権当時の首相官邸側と総務省側のやりとりが記された文書をめぐり、高市氏は総務相時代の発言などがある4枚を「捏造」と否定してきた。

 高市氏は予算委で、立憲民主党の古賀千景氏に「文書は捏造で間違いないか」と問われ、「内容が不正確なものは、捏造と呼んでもいいと思う。ただ、捏造というと言葉が強すぎるので、あえて繰り返しは使わない」と語った。

 文書には、放送法をめぐり総…

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放送法めぐる総務省文書問題

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