介護は「誰にでもできる仕事」? 夜勤で働くユーチューバーの答えは

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編集委員・清川卓史
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 とかくネガティブなメッセージが目立つ介護の仕事。だからこそ、派手なメイクで、ポジティブに――。現役ケアワーカーの思いと実態を動画で発信する「介護系ユーチューバー」がいる。

 「夜勤の休憩中に見ています」

 「ずっと『社会の底辺なのかな、私』と頭の片隅で気にかけてました」

 介護の現場を支えるケアワーカーから、共感や悩みのコメントが数多く届く。その一つ一つに欠かさず目を通す。

 YouTubeのチャンネル名は「はたつん介護士」(https://www.youtube.com/@hatatsun_0w0/featured別ウインドウで開きます)。

 一昨年から、介護関連の動画投稿を始め、チャンネル登録者は3万1千人に達した。TikTokやInstagramにも投稿している。

 介護職員の「あるある」シリーズや、「夜勤vs日勤」などの「vs」シリーズが人気だ。ほかにも、「オムツで排泄(はいせつ)体験してみよう」といった体をはった「体験」シリーズなど、様々な企画がある。

 中身はどれも、東京都内の施設で夜勤の介護職員としてアルバイトを続けている「はたつん」さんの実体験がベースにある。

 ちょっと驚くほどのハイテンション。人手不足や低賃金など、介護職には厳しい話題が多いなか、きらきら楽しく介護を伝えたいという気持ちを前面に打ち出す。

 一方、介護職員の虐待事件な…

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