ガーシー議員除名は妥当か 国会が想定しなかった「内部からの攻撃」
国会欠席を続けるNHK党(現・政治家女子48党)のガーシー(本名・東谷義和)参院議員は14日の参院懲罰委員会で、議員資格を失う「除名」の懲罰処分が決まりました。全会一致でした。有権者から選ばれた国会議員に対する処分としては、もっとも重い対応となります。
除名は妥当なのか。国会議員が果たすべき役割とは何なのか。東京大の牧原出教授(政治学)は「議員は自分に投票した有権者のためだけに動くのではなく、国民を幅広く代表していることを考えないといけない」と指摘します。
――ガーシー氏の問題をどう見ますか。
ガーシー氏は最初から国会に出てこないと宣言し、公約らしい公約もなかった。暴露系ユーチューバーとしての活動の延長のようなことをやっていた。国民の代表である議員としての活動は、実質的にしていない。
旧N党は、NHKや国会のような権威を愚弄(ぐろう)することで、国民の支持を得ようとしてきた。ガーシー氏の一連の行動や言動は、国会という制度の価値を根底から否定するものだ。日本では公的な制度は国民が支持してくれるものという性善説に立っており、内部から攻撃されることを想定していない。国会の権威を守るために取り得る唯一の対応が懲罰なのだと思う。
その意味で、ガーシー氏の今…
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- 【視点】
原稿に入りきらなかったのですが、インタビューでは「何がガーシー議員を生んだのか」についてもお聞きしました。牧原先生がガーシー議員誕生の背後にあるものとして指摘されていたのが、2012年以降の政権と野党の枠組みにある閉塞感でした。 牧原
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