「これって私のこと?」
連載の初回(2月6日付)で紹介した、部活の顧問をやめたいと職員会議で提案した教員の記事を読み、関西地方の30代女性はそう感じたという。
公立中学校の教諭で、約4年前から育休中。休業前は、記事中の教員と同じくソフトテニス部の顧問として、土日も関係なく部活指導をしていた。
かつては、疑いもせず「部活指導は教員の仕事の一つ」と考えていた。結婚後、教員ではない夫に「働き方がおかしい」と言われたことがあったが、「先生という仕事はそういうもの」と答えていた。休めないことへの違和感はあったが、普段の仕事に追われてきちんと向き合うこともなかった。
ある日、「部活の休みがないから、たまには休みにしてもいいのでは」と別の顧問に提案したことがあった。すると「じゃあ先生は休んでいいですよ」と言われた。申し訳なくて、休むわけにいかなくなった。
中学や高校の教員が、部活動の指導に過度に時間をとられ、授業準備がおろそかになり、私生活も犠牲になる。教員の働き方を考える連載「いま先生は」でそんな実態を取り上げたところ、約90通の意見や感想が寄せられました。一部を紹介します。
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