【詳報】ウクライナ侵攻64、3月9日~3月20日(日本時間)の動き
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部ドネツク州の港湾都市マリウポリを訪れました。「ドンバス地方」と呼ばれるウクライナ東部の占領地域を訪問するのは侵攻後、初めてです。昨年の激戦地で支配を誇示する姿は、国際的な非難を浴びる中で続ける侵攻で、成果が思うように上げられていないことの裏返しでもあるようです。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
【ツイート分析】SNSが伝えた戦場 ウクライナ侵攻1年
SNSはウクライナ侵攻でどんな役割を果たしたのでしょうか。戦場の様子や解放の喜び、そしてロシアに不都合な事実。この1年、世界を駆け巡ったツイートを振り返ります。
■■■3月20日(日本時間)■■■
22:45(モスクワ16:45)
中ロの首脳会談スタート 侵攻をめぐる和平提案を協議
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席が20日、モスクワで首脳だけの非公式の会談に臨んだ。冒頭、プーチン氏は「ウクライナの深刻な危機解決へのあなたの提案を読んだ」と発言。ロシアによるウクライナ侵攻について中国が先月24日に発表した「政治解決への立場」に言及し、会談で協議する考えを示した。習氏も「すべての共通の関心事で意見交換できることに感謝する」と応じた。
習氏は20~22日の日程でロシアを訪問。20日の非公式会談をスタートに、21日の公式会談など一連の行事が予定されている。
21:00(モスクワ15:00)
プーチン大統領、アフリカ諸国と連携の考え示す
ロシアのプーチン大統領は20日、ロシアとアフリカ諸国の議会関係者との会議で演説し、ウクライナからの食料輸出協定について、「60日後に延長されなければ、必要とするアフリカの国にそれまでと同じ量を無償で供給する用意がある」と述べた。ノーボスチ通信が伝えた。
プーチン氏はまた、「ロシアとアフリカ諸国は伝統的な道徳規範と社会基盤を守り、外部から押しつけられた新植民地主義に対抗する」と訴え、米欧への対抗を念頭にアフリカ諸国との連携を強めたい考えを示した。
ウクライナから黒海を通じた食料輸出の協定については、ロシアが13日、国連との協議で期限を延長することに同意した。だが、延長期間は従来の半分の60日間を主張し、ウクライナ側が不満を示している。
20:37(モスクワ14:37)
「無実の人を告発」ロシア、国際刑事裁判所の判事ら批判
ロシア連邦捜査委員会は20日、プーチン大統領へ違法な逮捕状を出したなどとして、国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官と赤根智子裁判官らへの捜査を始めたと発表した。プーチン氏に対する戦争犯罪容疑を認めたICCの決定が違法だと主張することで、プーチン氏の国内外での権威を守る狙いがあるとみられる。
同委員会は、カーン氏が「明らかに無実の人に対して訴追した」と主張。裁判官らについても、「国際的に保護を受けるべき外国政府の代表への攻撃を準備した」となどと批判している。
19:06(モスクワ13:06)
中国の習近平国家主席がモスクワに到着
中国の習近平(シーチンピン)国家主席が20日、モスクワに到着した。AFP通信が、中国国営中央テレビ(CCTV)の報道として伝えた。
報道によると、習氏はロシアのプーチン大統領との会談のため、この日午後、特別機でモスクワに到着したという。
18:21(モスクワ12:21)
ロシア、内政職員にiPhone使用中止を求める 経済紙報道
ロシアの経済紙コメルサント…
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- 【提案】
記事によれば、ロシアがウクライナの子どもを拉致し再教育施設に送り込んだ事案や、ロシアが意図的に民間インフラを攻撃した事案が、戦争犯罪としてICCの審理対象になるとのこと。 日本からは検察出身の赤根智子さんが2018年から2027年までの任
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