温泉から、サウナから、バーから見下ろすフィールド 日本ハム新球場

有料記事

能田英二
【動画】温泉に入りながら観戦、非日常感を体感 日本ハムの新球場=角野貴之撮影
[PR]

 プロ野球日本ハムファイターズの新しい本拠地「エスコンフィールド北海道」(北海道北広島市)が、今月末の開幕を前に報道公開された。新球場では、温泉やサウナに入りながら観戦し、クラフトビール醸造レストランで一杯――。そんな非日常感が味わえる。球場内にはホテル、周辺にはキャンプ場もある。従来の野球場の概念にとらわれない複合施設「Fビレッジ」の魅力を体感した。(能田英二)

 左翼スタンド側にある5階層のビル「TOWER11(タワーイレブン)」は球場のランドマークとなる施設。その3階に、「世界初」という球場内の天然温泉・サウナがある。

 サウナや温泉では水着を着用。サウナはやや低めの約85度に設定され、初心者にも抵抗なくトライできそうだ。ガラス越しにフィールドを望める。サウナ内で立っていられるスタンド区域もある。

 温泉は地下1300メートルからくみ上げられる。トロトロの茶褐色の湯につかると、球場にいることを一瞬、忘れそうになる。

 眼下には天然芝が見え、今回は閉じられていた開閉式屋根が開けば、青空との対比も美しいだろう。フィールドへの遠さは意外に感じさせない。

 温泉、水風呂、サウナに加え、有料のシート(24席)に座った外気浴で「ととのう」ことができる。

 設備を監修したサウナプロデューサーの「ととのえ親方」こと松尾大さんは「野球とサウナは親和性が高いんです」と話す。目当てチームの攻撃と守備の切り替えに合わせて、サウナに入ったり出たりできるからだ。

 もうひとつの「世界初」が…

この記事は有料記事です。残り475文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません