東出さんと三浦さんW主演の映画「Winny」、10日から全国公開

浪間新太

 インターネットで映像や音楽を共有するソフト「ウィニー」を開発した技術者が著作権法違反の幇助(ほうじょ)罪に問われ、無罪が確定した事件を題材にした映画「Winny(ウィニー)」が10日から、全国公開される。俳優の東出昌大さん(35)と三浦貴大さん(37)がダブル主演を務める。

 ウィニーを開発した元東大大学院助手の技術者金子勇さん(2013年、42歳で死去)が04年に京都府警に逮捕され、弁護団とともに最高裁で無罪を勝ち取るまでの7年間の実話をもとにしている。金子さん役を東出さん、弁護団の事務局長役を三浦さんが演じる。

 ウィニーを巡っては、大容量の映画や音楽、ゲームなどをネット上で無料かつ匿名で送受信できる機能性の高さから普及した。一方で、利用者による著作権侵害や、ウイルスに感染したパソコンからの情報流出などが社会問題化した。

 松本優作監督(30)は「金子さんが最後まで闘って無罪を勝ち取ったことは未来の技術者に残されたメッセージだと思う。映画を通して伝えたい」と話す。

 映画は、10日からTOHOシネマズ日比谷など全国で公開される。詳細は、公式ホームページ(https://winny-movie.com/別ウインドウで開きます)から。(浪間新太)…

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