養殖ギンザケが初入荷、高値に 石巻

原篤司
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 宮城県石巻市の石巻魚市場に3日、養殖ギンザケが今季初めて入荷した。石巻市鮎川浜で育った約7トンで、入札では昨年の初入荷時より1割弱高い1キロ約1100円の高値がついた。

 今年は海水温が高めに推移してエサへの食いつきが良く、シーズン初期としては大ぶりの1・2~1・5キロが中心。初入荷の時期も昨年より約2週間早かった。7月中旬まで、地域ブランド「金華ぎん」として全国に出荷される。

 この日、700キロを落札した丸富水産(石巻市)の渡辺祐輔社長(60)は「高値だけど色や脂の乗りは最高。いっぱい買っていっぱいもうけたい」。ウクライナ情勢で輸入サーモンの供給は不安定で、宮城のギンザケへの期待は大きいという。

 石巻魚市場の佐々木茂樹社長は「久々の高値だった昨季を抜き、驚いた。主力魚種としてさらに力を入れていきたい」と話した。(原篤司)

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