代表ユニホームや浄水カートリッジも 偽ブランド差し止め2.6万件

木村聡史
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 財務省は3日、知的財産を侵害しているとして2022年に輸入を差し止めた偽ブランド品などが、2万6942件で88万2647点だったと発表した。件数は前年比4・7%減、点数は7・7%増。正規品として売買された場合、推計で約186億円になるという。

 高級ブランドのバッグや時計のほか、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りした日本代表のユニホームや、浄水器のカートリッジなどの模倣品が差し止められた。

 浄水カートリッジに加え、医薬品や喫煙用具など使用によって健康や安全を脅かす危険がある物品が増えた。

 差し止め件数のうち、発送元を国・地域別にみると、中国が全体の75・9%で4分の3を占める。次いでベトナム7・9%、台湾5・3%、韓国2・4%の順だった。

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