トマホーク購入数は「400発を予定」 首相が答弁、単価は説明せず

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松山尚幹 松山紫乃

 岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で、米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入数について「400発を予定している」と明らかにした。与野党はこの日、新年度予算案の採決を28日の衆院本会議で行うことで一致。与党の賛成多数で可決され参院に送付される見通し。憲法の規定で年度内成立が確実な情勢になった。

 トマホークの購入数をめぐって首相はこれまで「手の内を明らかにしない」としてきた。この日は「大変関心が高い。米国で売却する可能性のある最大数量が公表される」ことを理由に公表に踏み切った。単価は「継戦能力などが明らかになる」と説明を避けた。立憲民主党の後藤祐一氏への答弁。

 政府は新年度当初予算案にトマホーク購入経費として2113億円を計上している。26年度中に部隊への配備と運用開始をめざしている。相手の領域内にあるミサイル発射拠点などを攻撃する「敵基地攻撃」に使うことを想定している。

 一方、自民党の高木毅、立憲…

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