「サヌキ白みそ」農水省地域ブランド保護制度に登録 低塩・甘み特徴

谷瞳児

 地域ならではの農産物や食品のブランドを知的財産として保護する農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に、「サヌキ白みそ」が登録された。香川県内では「香川小原紅早生(おばらべにわせ)みかん」と「善通寺産四角スイカ」に続いて3品目となった。

 サヌキ白みそは、きめが細かくなめらかで、低塩でブドウ糖の甘みを多く含むのが特長。あんもち雑煮やサワラのみそ漬けなどの郷土料理に使われる。

 24日は、生産者団体として登録された県味噌(みそ)工業協同組合の4社の代表者らが池田豊人知事を表敬訪問した。創業92年の「イヅツみそ」の田中徳兵衛社長は「引き続き品質を高める努力をして、もっと付加価値をつけたい。海外への輸出も目指したい」と話した。

 GI保護制度は産地と結びついた特徴のある商品であることを示し、その価値が保護される。(谷瞳児)…

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