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　子供たちは、国境を越えて地球のどこにでも自由に行ける――。24人の絵本作家がメッセージを込めた小さな絵本「ちきゅうパスポート」（BL出版）が3月上旬に出版される。

６カ国の絵本作家が参加

　戦争やコロナ禍を生きる子供たちに希望を伝えたいと、日本をはじめ6カ国から集まった絵本作家の共作。パスポートを模した絵本を開くと蛇腹折りになっており、画風の異なる多彩な作家が1見開きずつ子供たちへ贈りたい「想像の国」を描いている。

　原画展を開いている東京・表参道の「ピンポイントギャラリー」で今月20日にトークイベントがあり、企画に参加した絵本作家らがそれぞれの思いを語った。発起人となったのは、絵本作家のあべ弘士さん、石川えりこさん、ささめやゆきさん、田島征三さんと編集者ら。「絵本作家は子供とともに生きてきた。ちゃんと守らないといけない」と話したことがきっかけだった。賛同した作家が加わり、イギリス、スロバキア、ウクライナ、南アフリカ、ブラジルからも各国を代表する作家が参加している。

　ウクライナの隣国・スロバキ…