キャリアや子の教育どうすれば 日本での生活、悩むウクライナ避難者
植松佳香
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で1年。日本にも約2300人のウクライナ人が逃れてきたが、避難の長期化に伴って様々な課題も浮き彫りになってきた。それらをいかにして乗り越えていくか、当事者や支援者らが語り合うイベントが18日、東京・新宿区で開かれた。
「1年前は、命と子どもを守ることが最優先でしたが、今は(日本での)生活をゼロから構築するというタスクに直面しています」。そう話したのは、ウクライナの首都キーウ(キエフ)出身のベルナツカ・ユリヤさん。昨年4月に息子を頼って日本に避難してきた。
ウクライナではIT会社を経営していて、今もオンラインで仕事を続ける。その一方で、ウクライナからの避難者らを対象に、知見を生かしてITのスキルを教える活動もしている。避難者は支援や援助を受けるだけでなく、自分たちのキャリアを生かして、日本に恩返しをしたいという気持ちが強いという。
14歳の息子と日本に避難し…
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