馳知事が求める肖像権の許可 石川テレビ「許諾は必要ない」と反論
山田健悟
石川県の馳浩知事と石川テレビ(フジテレビ系列)の肖像権をめぐる問題で、石川テレビは17日、同社制作のドキュメンタリー映画「裸のムラ」(昨年10月公開)で、馳知事が自身や県職員の映像が「無断で使用された」と指摘していることについて、「特段の許諾は必要ない」と反論する見解を発表した。
石川テレビは「取材活動において、公務中の公務員を撮影し、その映像を使用することについては、報道の目的である公共性、公益性にかんがみて、特段の許諾は必要ない」とした。
馳知事は商業映画などでの使用の際は、肖像権を持つ当事者に許可をとる必要性を指摘している。この点について、石川テレビは今回の映画を「報道活動の一環」としている。
この問題は、馳知事が元日に…
- 【視点】
ドキュメンタリー映画での知事の肖像利用に関する肖像権理解については、局側の考えが適切であり、知事の主張には無理があるように思います。 他方、知事のプロレス映像の提供拒否に関しては、確かに、局側に提供を求める明確な権利があるとまでは言え
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