万博でペット同伴OK? 愛猫家の松井市長が発案、課題は山積

有料記事近づく 大阪・関西万博

添田樹紀 諏訪和仁
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 2025年大阪・関西万博について、運営主体の日本国際博覧会協会は、会場内にペットと同伴での入場を許可する方向で調整に入った。「いのち」がテーマの万博を動物とともに楽しめるようにする狙いだが、万博でのペット同伴は過去に例がないとされ、動物アレルギーやフンの対応など課題は山積している。

 万博でのペット同伴について、協会や経済産業省大阪府市の担当者らが水面下で検討を始めたのは昨年夏ごろ。小型の犬や猫に限り、会場内の屋外の通路などで同伴を認める方向で調整を進めており、近く有識者の検討会を設置して実施方法を協議する予定だ。

 きっかけは、猫2匹を飼う愛猫家の松井一郎大阪市長の発案。同伴入場のほか、人間ドックならぬ「ペットドック」も会場で行いたいと訴えたという。

 しかし、関係者によると、パ…

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    太田匡彦
    (朝日新聞記者=ペット、動物)
    2023年2月17日14時6分 投稿
    【視点】

     そもそも万博会場の中に、犬や猫が楽しめる場があるのだろうか。公共交通機関や商業施設をペットの犬などと一緒に利用できる範囲が広がることは、「人と動物の共生する社会の実現を図ること」を目的に掲げる動物愛護法に照らしても、歓迎すべきことだと思う

    …続きを読む