「ロッテリア」を売却へ ロッテがゼンショーに 屋号どうなる?

山下裕志
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 ロッテホールディングス(HD)は16日、ハンバーガー店「ロッテリア」を運営する子会社を、外食大手ゼンショーHDに売却すると発表した。4月1日付で、売却額は非公表。半世紀にわたって親しまれたロッテリアの屋号は「一定期間は維持する」(同社広報)としており、変わる可能性もありそうだ。

 ロッテリアは1972年に東京・日本橋に1号店をオープンし、今年1月時点で国内に358店(直営は約7割)ある。パティに2種類のチーズを挟んだ「絶品チーズバーガー」や、味付きの粉をかけて食べるフライドポテト「ふるポテ」が看板だ。

 ロッテHDが事業を見直す中で売却を決めたという。同社の玉塚元一社長は「新たな成長を目指していくベストな選択肢と考えている」とのコメントを出した。

 ゼンショーHDは牛丼店の「すき家」や、すし店の「はま寿司」、ファミリーレストランの「ココス」など幅広い業態の飲食店を手がけるが、2009年に「ウェンディーズ」とのフランチャイズ契約が終了した後は傘下にハンバーガー店がなかった。食材調達や物流の共通化などを進めていく方針という。

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