楽天モバイル、契約件数またマイナス 三木谷氏「今年は勝負の年」
楽天グループが14日発表した2022年12月期決算(国際会計基準)は、純損益が3728億円と4年連続の赤字となり、過去最大の赤字幅となった。前年は1338億円の赤字だった。携帯電話の基地局整備の負担が重いモバイル事業の営業赤字4928億円が響いた。
売上高は前年比14・6%増の1兆9278億円だった。ネット通販(EC)などインターネットサービス事業や金融事業は順調に収益を確保したが、モバイル事業の損失を埋めきれていない。
楽天モバイルの契約回線数は、22年12月末時点で506万件(格安スマホサービスのMVNO含む)となり、同年3月末時点から9カ月間で62万件減った。データ通信1ギガバイト(GB)まで「0円」とする料金プランの廃止を22年5月に発表して以降、四半期ベースでの契約者数のマイナス傾向が続いている。足元では増加に転じているものの、大幅プラスには至っていない。
楽天Gの三木谷浩史会長兼社…
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- 【解説】
楽天モバイルが、どういった客層を狙っていくのかに注目しています。楽天モバイルはこれまで「わかっている人」が使うキャリアだった印象があります。というのも、記事にあるように携帯の根本的な品質となる繋がりやすさは、先行する3社にかないません。では
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