朝夕食付き学生マンションが続々 同居者とのゆるーいつながりも魅力

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才本淳子
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 受験シーズンを迎え、今春に入学する学生の家探しも始まっている。関心を集めているのが、朝・夕食付きの学生賃貸マンション。学生寮とは違い門限や掃除当番などはない。魅力は食事だけではないようで、コロナ禍でますます注目を集めているようだ。大手ディベロッパーの新規参入も相次いでいる。(才本淳子)

 学生のまち・京都。合格する前から予約できる物件も増えており、4月入学の学生の部屋探しが始まっている。

学生寮と賃貸マンションのいいとこどり

 不動産管理の学生情報センター(ナジック、本社・京都市)の広報担当、寺田律子さんは「最近は学生寮と賃貸マンションのいいとこどりをしたような、食事付きの賃貸学生マンションへの関心が高く、物件も増えている」と話す。

 学生情報センターが管理する食事付き学生マンションは全国で現在約60棟。2018年には8棟だったが、5年で7倍以上になった。現在、京都府内には8棟あるという。

 立命館大近くに昨年1月に竣工(しゅんこう)した食事付き学生マンション「キャンパスヴィレッジ京都衣笠」(138室)。1階にはカフェ&バーのような空間が広がる。ここが「食堂」で、管理栄養士が監修した朝食(220円)、夕食(550円)が提供される。

 マンションに住む大学1年生…

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